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水田農業をめぐる情勢報告会ならびに北陸農政局長へ要請を行いました。
2025.9.19
9月4日(木)、県農業会館においてJAグループ石川ならびに北陸農政局による「水田農業をめぐる情勢報告会」を開き、北陸農政局から郡次長をはじめとした幹部職員、JAグループからは西川一郎JA石川県中央会代表理事会長をはじめ、JA組合長や営農担当役員ら約40名が参加しました。
情勢報告会では、北陸農政局:板倉生産部長から、米の安定供給と価格、備蓄米の取り扱い、米国の関税措置に対する対応などについて情勢報告した後、水田農業政策に関する活発な意見交換が行われました。

上記の情勢報告会をふまえ、9月8日(月)、北陸農政局広坂合同庁舎において、西川一郎JA石川県中央会代表理事会長から、植野栄治北陸農政局長へ「需要に応じた水田政策の推進に関する要請」を行いました。
政府が主食用米の増産に舵を切る方針を表明する中、西川会長から「増産に伴う急激な米価下落を懸念する」としたうえで、農業者が将来展望をもって営農継続できるよう、食料・農業・農村基本計画の着実な実現に向けた万全な予算措置と重点施策を実施するとともに、需要に応じた生産を基本とした水田政策の推進に向けて、以下の5項目を要請しました。
1.令和9年度以降の水田政策について
2.需要に応じた生産対策について
3.国による需給調整機能の強化について
4.米の生産性向上について
5.適正な価格形成の実現について
要請を受けて植野局長より、「既存の制度で対応できる内容はしっかり対応したい。政府・農水省内で議論・検討中の内容は本省に伝えたい」旨、回答がありました。

